あ、さくら草だ。「神秘な心」だっけな。

























かすみ草


































そもそものきっかけは、散歩だった。



「ゼラニウム。真の友情。・・・・・ハボック少尉っぽいなぁ。」



昼休み、中庭を散歩しているうちに花壇を見つけたのだ。
だれが世話をしているのかは分からないが、4月。春の花が咲き誇っていた。

花壇に植えてなくても、そばにはたくさんの雑草があり
可愛らしい花を咲かせている。

フュリーは動物も好きだが、花も好きだ。
ついつい立ち止まって花言葉で遊んでいた。




「ききょうだ。優しい温かさ。うーん、ホークアイ中尉かな。
  ブラハ引き取ってくれたし。笑顔、すっごく優しそうだったし。」

「じゃのめ草もある。確か、陽気だったかな。ブレダ少尉。」



くっくっくっ



一人で笑う。
こうして、花言葉に誰かの名前を入れていくのはとても楽しい。



「アネモネ。期待。ファルマン准尉・・・・?
  なんか色んな人から期待されていそうだし。」


「っと。残るは大佐・・・・だな。うーん・・・・
  ココにはぴったりなのはないなァ。」






「では、考えてくれんかね?」


真後ろから聞こえた人物の声。




「うゎぁぁ。た、大佐っっっいらっしゃったんですか!?」

「あぁ。ちょっと休憩に、な。そしたらなにやら
 面白い話が聞こえてくるではないか。・・・で、私はなんの花かね?」

「うーんと、そうですねぇ・・・。」



考えるが、なかなか浮かばない。
大佐のイメージといえば、様々だがなかなか難しい。


 
 
 たいさ・・・大佐っと。
 イメージ的には「から松の花」かな?大胆って意味だし。
 いや、それなら「紅水仙」がいいかも。
 確か、うぬぼれって意味だったはず・・・

 あ。
 そうだ。
 「バイモ」がいいな。威厳ってコト。
 だとしたら、僕達は「ヘムロック」っぽいなぁ。
 

       死をも惜しまず。

 みんなついて行くからねぇ、大佐に。



「・・・・・フュリー、声に出ているぞ。」


 え?声に出てる?
 そしたら、まさか。


「それも出ている。」

「えっっ なななななっいえっあのっあれがっ。」



プッ。

ロイが吹き出す。
始めのほうは少しむかついたが、後のほうはまともだ。
特に。
一番最後。


「私は柄にもなく照れていたのにな・・・。」

なのに、あのフュリーの慌てよう。
雰囲気もなにもあったもんじゃない。


未だ慌てているフュリーに言う。






「お前はかすみ草だな。・・・・私もこの意味くらいは知っているぞ。」









あとにはものすごく照れてるフュリーがいたとか。
 
いないとか。









はいはいっ 花言葉ネタですね。 あ、かすみ草の花言葉は「純真」でした。 そうそう、HPによって意味が違うみたいなんで調べなおさないで下さいねw 閉じる
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