風が気持ち良いわ・・・・・


































お休みの日


































クー・・・ン  クゥーーーーン


「・・・・・・・・・・・・?あ、ブラックハヤテ号。」


久し振りの休日は、ブラックハヤテ号の鳴き声で目を覚ました。


「今ごはんにしましょうね。」



窓を風が吹き抜ける。
あぁ、良い天気。
秋だし、過ごしやすそうね。
大佐ならこんなに良い天気だからきっとサボッて・・・・・




ビキッ




手の甲に血管が浮いた。

ああ、いけないわ。忘れなきゃ。
そうだ。


「ブラックハヤテ号、散歩に行きましょうか。」









「・・・・・・・・・」

絶句、した。

本当に綺麗な空だったから。
久し振りだった。
空を見るのも。雲を見るのも。
ここ最近忙しくて、空なんて見ようともしなかった・・・・・・
それもこれも、大佐がいつもサボるせい・・・・・




ミシッ




ブラックハヤテ号の紐が軋んだ。
いけない。また思い出していたわ。


そういえば、ファルマン准尉が言っていたわね・・・・
「秋の空って高く見えるだけで実際は低いんですよ。」

本当なのかしら。
こうしてみると、空は随分高いように思えるけれど。
雲の形とかも関係あるのかしらね。



公園に行って、ベンチに座る。
木々も、綺麗。
花も、綺麗。
こんなに綺麗なんだもの、ハボック少尉も気に入るかしらね・・
いつものようにタバコなんて吸って。


「グゥゥーーーーーン。」


ブラックハヤテ号がのびをした。
ああ、フュリー曹長がいたら、抱きしめている所ね。
可愛いもの。

なのに、大佐はこんな仔を、自分に絶対服従だなんて・・・・・・・・




バキッ




ベンチの背もたれにヒビが入った。
あら、いけない。
エドワード君かアルフォンス君がいたら直してもらえるのに。
そういえば、エドワード君、ブレダ少尉にチェス、勝てたのかしら。
ブレダ少尉はああみえて、作戦立てるの上手だし・・・・








帰り道。
ビュウッと風が吹いた。
つむじ風で、葉っぱが舞い上がる。

まるで、踊っているみたい・・・・・
素敵。







ああ、早く明日にならないかしら。
忙しいけど、やっぱり仕事がいいわ。
こんな綺麗なものをたくさん見れたし・・・ね。








リザさんの休暇。 なんでもない、ただの1日ですね。 リザさんならきっと、休みの日でも軍部のこと考えてそう・・・(笑 閉じる
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